施工実績 : 境川総合流域防災事業工事
新しく護岸工を施工する事で川を広くし集中豪雨などの河川の氾濫を防止する洪水対策の整備工事である。
事業名 | 一級河川境川総合流域防災事業(広域)(防災・安全交付金)工事(護岸工その2) |
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発注者 | 静岡県沼津土木事務所 |
施工場所 | 静岡県賀茂郡河津町大鍋~賀茂郡河津町小鍋地先 |
構造・規模 | 河床等掘削(ICT)V=2,100m3 掘削V=1,700m3 残土処理工V=3,300m3 護岸基礎工L=50m 法覆護岸工L=49m かごマット工A=120m2 落差工 1式 重力式擁壁工L=34m 仮設工仮締切工 1式 |
本工事は、昭和48年から進めてきた三島市と清水町の境を流れる一級河川境川の治水対策を目的とした河川改修工事である。
平成26年度から三島市平田地先において整備している捷水路(ショートカットにより河川改修をする手法)約280mが完成し、河川の切替(通水)を実施した。
本川の水の流入及び土砂の崩壊をふせぐために、鋼矢板による仮締切を行い掘削・ブロック積みを施工した。住宅街の近くのため振動及び騒音には十分配慮し施工をおこなった。
新しい河川への切替に伴い旧河川との落差が生じ流量もあるため、洗掘防止の施工を行った。河床には大型ブロックを作成し敷並べた。
また備蓄してあった大型ブロックを流用しコストの削減も行った。擦りつけ部分にはカゴマットを敷設し洗掘防止の緩和を行った。
今回の工事ではICT(情報通信技術)施工を行い、測量や検査の省力化・施工日数の短縮・施工精度の向上・安全性の向上で危険を減らし、人手不足の解消につなげた。
担当者の声 (土木部 鈴木)
施工延長がL=160mと長く、湧水も多く住宅も近接しており地域の皆様にご迷惑をかけましたが、無事故で完成でき良かったです。